停電で最初に困るのは夜の灯り、次にスマホの電池です。どちらも「何個・どの容量が必要か」を数字で決められます。

結論:灯りは「使う部屋の数+トイレ」のLEDランタン+家族1人1個の手元ライト。電源はスマホ1台1日約10〜15Wh消費と見て、20,000mAhモバイルバッテリー1個で1台×約3日分。家族分は「台数×日数」で逆算する。

灯り:ランタンとヘッドライトの二段構え

部屋を照らす:LEDランタン

ろうそくは火災リスクがあるため、現在の備えはLEDランタン一択です。

配置
リビング(家族が集まる部屋) 1〜2個
トイレ・廊下 1個
各寝室 各1個

手元・移動用:1人1個

  • ヘッドライト——両手が空くのが最大の利点。片付け・調理・子どもの世話で効きます
  • 懐中電灯より優先度が高い、が経験者の定説です

電源:スマホを何日持たせるか

スマホは情報収集・安否連絡・照明を兼ねる最重要機器です。フル充電1回あたり約10〜15Wh(機種による)として計算します。

家族のスマホ 3日持たせる備え
1台 20,000mAhモバイルバッテリー×1
2台 20,000mAh×2(または大容量×1+節電運用)
4台 20,000mAh×3〜4 or ポータブル電源

ポータブル電源は必要?

「あれば安心、なくても成立」が正直な答えです。優先順位は水・食料・ボンベ・モバイルバッテリーの後。ただし以下の家庭では優先度が上がります。

  • 在宅医療機器・ミルク用の湯沸かしなど電気が必須
  • 夏の熱中症リスクが高い家族がいる(扇風機を回したい)
  • ポータブル電源——まず500Whクラスから。スマホ数十回・扇風機数時間が動きます

節電運用を家族で共有しておく

備えと同じくらい効くのが停電時のスマホ節電ルールです。

  1. 画面輝度を最低に、低電力モードON
  2. 情報収集の時間を決めて、それ以外は機内モード
  3. 照明はスマホでなくランタンに任せる(ライト点けっぱなしが一番減ります)

よくある質問

Q. 乾電池はどれだけ備える? A. ランタン・ライト・ラジオの使用電池を確認し、各機器の交換2回分が目安です。規格を単3に揃えてスペーサーで単1に変換する方法も管理が楽です。

Q. 車で充電すればいい? A. 有効です(車の防災記事参照)。ただしガソリンの残量次第なので、モバイルバッテリーの代替でなく併用と考えてください。


灯りと電源は「数の計算」で不安が消える分野です。今夜、家の部屋数とスマホの台数を数える——それだけで買うべき物のリストが完成します。